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SEO激変の健康アップデートをアフィリエイター視点でどう見る?

健康アップデート

2017年12月、Googleによる大型アップデートが施行されました。今回はアフィリエイターの視点で、健康アップデートに関する考察を書いていきたいと思います。今後の身の振り方を考えるきっかけにして頂ければ幸いです。

1.健康アップデートとは?

1-1.12月6日に起きた大規模アップデート

もうタイムリーではないですが、12月6日に医療と健康関連のクエリで大変動が起きました。日本独自のアルゴリズム変更です。どれくらい変動が大きいかというと、医療・健康に限ると検索全体の60%が動いたようです。全体では5%程度の動きでパンダアップデート並の破壊力です。

ツイッターでは阿鼻叫喚の嵐で、しばらくROMっていましたが心が痛かったです・・。アフィリエイターにとっては大打撃だった今回の大変動。ユーザーにとっては信頼できる情報が手に入りやすくなったので、全体的には良いアップデートだったと思います。

ただ、現状は少しやりすぎな感があります。おすすめやランキングといったクエリさえも商品比較のサイトが出てこないのはユーザーにとって不利益です。個人の意見を聞きたいユーザーもいるはずなので、今後は少しずつアルゴリズムが調整されるでしょう。

今回影響の大きかったジャンルは大体以下の通り。

  • 葉酸サプリ
  • 青汁
  • 酵素ドリンク
  • 便秘
  • がんを始めとする病気関連
  • ホワイトニング

その他もまだまだあると思いますが、確認できていません。ローヤルゼリーやレーシックでもアフィリエイトサイトが消えています。特にインパクトが大きかったのが、葉酸サプリと青汁です。稼げるジャンルの代表格でしたが、上位20位までアフィリエイトサイトが消えています。普段からかなりウォッチしているジャンルなので衝撃度が半端なかったです。

ビッグキーワードはかなり粛清された感がありますが、商標名をはじめミドル以下のクエリは生きているようです。ちなみに私の状況ですが、医療・健康関連はほとんど取り組んでいなかったので影響はそれほどありませんでした。しかし、今回の大変動は全アフィリエイターに影響があると考えています。詳しくは後述します。

1-2.YMYLに対しては本気で取り組むと以前から宣言していた

YMYL(お金と健康に関すること)に関しては、Googleが本気で取り組むと私もほんのり聞いていました。それがまさか、目視のペナルティを増やすくらいかと思いきやアルゴリズム自体を変えてくるとは・・。ことの発端はちょうど1年前に起きたウェルク事件です。この事件をきっかけにGoogleの検索結果に対するユーザーからの信用性が一気に落ちました。

Google側がウェルク事件をどう捉えていたか分かりませんが、ユーザーの信頼度低下は相当な痛手だったと思います。そんなウェルク事件から1年。出した答えが専門性・信頼性を軸にした今回の大変動というわけです。

1-3.今回の勝ち組

今回のアルゴリズム変更を受けて勝ち組となったのは、ECサイトでしょう。企業の販売ページ、アマゾン、楽天は一気に順位を挙げました。逆に負け組となったのが、アフィリエイター、ASP、ブロガー、非専門のオウンドメディアあたりでしょうか。

ちなみに、アフィリエイト広告を出稿している広告主は、今後アフィリエイターにお願いしなくても主要クエリが取れてしまうかもしれません。実際に、葉酸サプリや青汁といった単体ワードで上位表示されています。

調整が入るかと思いますが、「◯◯+おすすめ」みたいなクエリでも上位表示されているので、本当にアフィリエイターいらずですwドメインパワーも強いので、アフィリエイト広告に資金を投下するなら、オウンドメディアを作って自分たちで集客した方が割りに合ってしまうかもしれません。

2.今回の大変動から分かること

今回の大変動を俯瞰すると色んなことが見えてきました。

2-1.Googleはクエリの重要度を明確に付けている

まず、Googleは医療・健康に関して重要度を付けているということ。特に重大な病気や死に関することは重要度を高めてアルゴリズムを変えています。

今回の変動で美容ジャンルは一部しか影響を受けませんでした。

  • 美容クリーム、ニキビケア製品
  • 青汁、酵素ドリンク、健食系サプリメント

両者を比較した場合、体内に摂取する食品や薬の方が危険性は高いと判断されています。美容品も副作用の危険性はありますが、今回のアップデートではほとんどが対象外でした。その他、脱毛や育毛剤もノーダメージだったことから、Googleが重要度の高い健康クエリをどう判断しているのか?ある程度検討を付けることができます。

ちなみに、ダイエットサプリもノーダメージ。ダイエットは全般的に医療・健康の重要カテゴリー外なのかもしれません。

※追記

美容ジャンルは2018年8月のコアアルゴリズムアップデートで大きな影響を受けました。

2-2.医療従事者監修はまったく意味をなさない

今回衝撃度が大きかったのがコレです。医療従事者が書いた記事、あるいは専門家に監修を受けている記事も問答無用で飛ばされました。私達サイト作成者側から見れば不服がありますが、Google側の視点に経つと至極まっとうな判断です。

「医療従事者が書いています」と言われも、それをどう判断するのか?

医師免許を掲載したとしても誰かから借りてきただけかもしれません。ましてや記事を読んだところで本当に専門家が書いたのか分かるはずがありません。また、専門家に監修を受けているといっても、名前だけ借りている可能性もあります。そうなってくると答えは簡単です。

「疑わしきは罰せよ」

Google側も本当に医療従事者が書いているサイトがあることは十分に分かっていると思いますが、確証を持てない限りは制裁を下すというわけです。

2-3.Googleが求める専門性はコンテンツではなくドメインが本質

どうすれば、本当に医療従事者が書いた記事を上位に出すことができるのか?Googleが出した答えはいたってシンプル。

「医療機関のサイトを上位に上げる」

コレだけです。コンテンツを頑張っているアフィリエイターはぐうの音も出ません。ですが、Google側の視点に立てば、確実性のある判断基準ですし致し方ないことだとは思います。医療機関のサイトに書かれている情報なら専門家が書いている可能性が高い。間違っても文字単価0.5円のライターが書いた記事ではないだろうということです。

ちなみに、評価がドメイン単位になったのなら、国の専門機関が運営していた中古ドメインを取ればいいのでは?と考える方もいるかと思います。しかし、そんな小手先では例え上位に上がっても目視で一発退場となるでしょう。

2-4.中間媒体はコンテンツホルダーじゃない

中間媒体(Google曰くブリッジサイト)とは簡単に言うと橋渡しをするサイトです。アフィリエイトサイトも当てはまります。トリバコや価格コムのように圧倒的な価値を生み出している媒体はコンテンツホルダーとして評価されていると思いますが、アフィリエイトサイトのレベルではコンテンツホルダーとしての評価は著しく低いでしょう。

  • コンテンツを持っているサイト
  • コンテンツを持っていないサイト

両者を比較した場合、上位に出すならコンテンツを持っているサイトです。つまり、アフィリエイトサイトは販促サイトよりも評価が下回ることになります。アフィリエイトサイトも良質な記事という名のコンテンツは持っていますが、実体が無いと判断されるかどうかは紙一重です。

3.これからアフィリエイト業界はどうなるのか?

3-1.もろに影響を受けたアフィリエイターはどこへ向かう?

まず一番気になるのが、今回影響を受けたアフィリエイターがどうなるかです。

業界を完全に退場する以外では、

  • 他ジャンルに移動
  • PPCに移動
  • アフィリエイト以外でキャッシュポイントを作る

のいずれかになるでしょう。今回ECサイトが上がったので、もしかしたらECとアフィリサイトを同時に運営できたらリスクヘッジになるのかもしれません。とは言え、口で言うのは簡単ですが、実際にやるとなると相当なリソースが必要かと思います。

現実的には他ジャンルの移動かPPCの取り組み比率アップでしょう。PPCの参入者が増えたらGoogleの利益も上がりますね。もちろん、それを狙ってアルゴリズムを変えたわけではないでしょうが、思わぬ収益をGoogleは得るのかもしれません。

アフィリエイトサイト一掃の流れは止まらない

直近で気になるのが、ダイエット、脱毛、育毛、精力剤辺りのジャンルがどうなるかです。特に、脱毛と育毛は医療脱毛とAGAがYMYLのアルゴリズム変動に巻き込まれるかもしれません。また、将来的にはアフィリエイトリンク自体が大きなマイナス評価になるかもしれません。

アフィリエイトリンクのSEOに対する影響は賛否両論ありましたが、今後は影響が無いとは言い切れないでしょう。事実、今回の変動では比較記事でもアフィリエイトリンクを仕込んでいなかったサイトは飛んでいない印象でした。アルゴリズムの変動で真っ先に狙われやすいのがアフィリエイトサイトです。今後も、価値のないアフィリエイトサイトは一掃されていくでしょう。

3-2.今回の大変動で影響を受けないアフィリエイターはいない

ちなみに、医療・健康ジャンルをやっていなかった方も、今回の大変動はもろに影響を受けます。もしこのまま医療・健康のクエリが戻らなかったらアフィリエイト業界は縮小。実力者がどんどん自分のジャンルに入ってきて、競争はより激化するかもしれません。

また、自分のジャンルが粛清されない根拠はどこにもありません。明日は我が身ではありませんが、常にアルゴリズム変動による備えはしっかりとしておく必要があります。

アフィリエイトをサボることはもうできない

有名ブロガーのイケハヤさんが「100万超えたアフィリエイターは途端にサボりだす」と痛い意見をいっていました。私も例に漏れずサボった時期があります。しかし今後は、「サボったら収益が落ちる」の速度が以前よりも一気に早まると思います。ホワイトハットだから安泰というのもありえません。

  1. サボったら落ちる
  2. サボったら死ぬ

結局マインド論に行き着きますが、それくらいの覚悟が必要となるでしょう。

3-3.指名検索されるサイトを持てるかが勝負

アルゴリズムによる売上の変動を安定化させるには、指名検索を目指すか複数ジャンルに取り組むかのどちらかが必要です。以前なら量産スタイルで複数ジャンルに取り組むことが最善だったと思いますが、今後は指名検索されるサイトを持つほうがリスクヘッジになりそうです。

人気のYoutuberも動画検索で引っかかる人よりファンの指名検索からの流入がほとんどのはずです。サイトアフィリでこれを目指すのは至難の業かもしれませんが、試行錯誤するだけの価値はあると思います。指名検索されればクエリが飛んでも一定のアクセス数は保てます。本当に理想的ではありますが、最終的に行き着きたい着地点です。

4.悲観的なことばっかり書いたけどチャンスは転がっている

何とも気分が沈む記事を書いてしまいましたが、SEOの大変動はピンチと同時にチャンスも転がっています。特に、「どんな実力者でも上位に居座り続けることはできない」という事実は後発組にとって大きな利点です。

今回の大変動はまた調整が入ると思うので、じっくりと経過を見守る必要があります。専門機関のサイトは難しくて分かりにくいので、結局は専門家には翻訳者が必要という流れが来るかもしれません。2018年のSEOはどう動いていくのか。怖さもある反面、非常に楽しみです。

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